ものすごい話を聞きました。
でもちまたで良くしられている事らしいのですが、 「マムシは口から子どもを産む」 と言う事なのです。
義妹の知り合いがマムシに噛まれて入院したところ、同室の人からそう教えられたようです。
しかも、マムシは息む力が弱いためわざわざ人間に踏まれるような場所に出没し、踏まれる事によって子マムシを出産すると言うのです。口から。

まず信じられないのがマムシは爬虫類なので卵生の生き物のはずなので、胎生言う事です。
そして、あろうことか息めないから踏んでもらって子どもを口からだす。
一歩踏み間違えばエイリアンのようにはラから出てきてもおかしくない。
この話を聞いて電話口で驚いている妻を見て、きっと電話の向こうでは「やった、信じた!、騙されたぞ!」と笑っているに違いないと思いました(実際は義妹は真剣だったようです)。
このような話は当然インターネットで真実を探る事になるのですが、「マムシの子は口から生まれる」という話しが昔から五万とあるのには驚きました。

それ自体は全くのデマのようなのですが、胎生と言うのは本当だったのです。
正確に言うと卵胎生で、身体の中で卵を孵化すると言うのです。

でも、こういった荒唐無稽な話こそが空想の世界、夢の世界へ旅立たせてくれるのです。
星間を走る汽車が在ったり、象を飲み込むうわばみが居たり、朝起きたら虫になっていたり、まっくろくろすけが見えたり、もっともっとびっくりするような世界に出合いたいもんです。
フェリーニは自身の映像について「自分は嘘つきだ」と言っていますが、芸術の世界は嘘を真実に思わせる力が真価だと思います。
僕が映画監督ならぜひマムシの口出産のシーンをどこかに使ってみたいです。


※因みに蛇の出産の動画を見つけました。
この手を気持悪がる人は絶対に見ないで下さい。