この作品がハンス・クリスチャン・アンデルセンのものだと知ったのはずいぶん大人になってからで、元はスペインの古い伝承で、指摘したのは子どもではなく黒人だったらしい。
この話の原典を探り出すとそれだけで大変な世界に突入する事になるが、今回は単純に「ああ、正直に思った事を言っておけば良かった」と言う後悔の話である。
子どもの頃、僕はこの話を聞いてなんとなく「なんで王女様にしなかったのかな」と思った。
それも正直な気持ちだった。
世の中おかしいと思っている事は限りなくある。
「デフレ宣言」である。 不景気でお金の価値が異常に上がって、我先にと安売りをして物の価値が異常に下がる。
これってもう何年も続いていて「これってデフレって言うんじゃないかなあ」と思ったけれど誰も言わない。
専門家もあまり言わないからきっと自分の解釈が間違っているんだと思っていたら、つい最近政府が宣言した。
こんなことなら最初から「これってデフレだよ」と言っときゃ良かった。
でも、言ったからって何にもならないか。
今のデフレで一番問題なのは、安さの競争で勝つために、日本の地で、日本人の手で物が作れなくなる事だ。
しかも安く物を売るためには多量に売らなければ儲けにならない。
物の作りすぎは資源にも廃棄環境にも良くない事だ。
今の政治にこの不景気を何とかして欲しいというのも全くおかしな話である。
国営産業があり、それが日本を支えているならまだ知らず、国の政治がお金を稼ぐわけではない。
言い換えれば、いくら人々の役に立つ道路や橋を造っても、それは国民から集めた税金を一部の人に仕事として分け与えているだけで、それが終われば仕事はなくなるし、通行料を取っても次の事業の資金にしかなっていない。
お金がただ廻っているだけで、本当に物が生産されていない。
そんなんだったらお金を持っている人を政治家にして、いろいろな事業にお金を出してもらえばいい。
本当の政治家のやる事は新しい生産の事業をやりやすくするために、または将来性のある仕事を展開しやすくするために、新しい法律を作る事と事業のサポートをすることだと思う。
もっと言えば税金の流れの交通整理をする事だ。 まずは新設の自営農業を本当にやりやすい状態にしなければ、日本は食料問題で自立できない。
今は何の党になっても、もはや景気はさほど変わらないと誰もが思っているだろう。
国を作るのは本当は国民一人一人の結集された英知なのだ。
それが出て来ないから不景気だという事をまずは自覚しなくてはならない。
今の日本人の多くが例えば中国などと比べてどれだけ生き抜こうとするパワーに欠ける事か。
国防も今の憲法で中途半端な立場の軍隊を持って、日米同盟だ、普天間問題だ、と何を立ててももはやどうにもならないなら、思い切って完全非武装中立国にしてしまえばいい。
もちろんそれがどれほど大変な事か覚悟して考えた上で。 それが出来なければ憲法を変えて完全自立した軍隊を持った方が良い。どちらかだ。
何にしても新しい徹底した発想が必要だ。日本の車が世界に通用したのはそのコンセプトが徹底しているからだと思う。
世界が認める国とは誰にも出来なかった国の改革を成し遂げる事ではないのか?
そんなことはどうでもいいやというくらい、自分の党のマニフェストに縛られたり、党のPR活動やイメージアップのことばかり考えたりして、政治家は生活しているようにしか見えない。
国民一人一人の声を聞く事も大事だが、国民の誰よりも先に進んだ考えを持って導いていく事も大事だ。
江戸時代の保科正之や徳川吉宗あたりがその様な政治家だったかも知れない。
もちろん今まで書いてきた事は大いに異論があると解って挑発しているのだが、多くの人が少しでも思っている事を口にしたまでだ。
それは子供じみた考えと言われたって構わないと思う。
大事なのは人と簡単に同調しない事だ。同調から新しい視点とアイディアは生まれてこない。
この話の原典を探り出すとそれだけで大変な世界に突入する事になるが、今回は単純に「ああ、正直に思った事を言っておけば良かった」と言う後悔の話である。
子どもの頃、僕はこの話を聞いてなんとなく「なんで王女様にしなかったのかな」と思った。
それも正直な気持ちだった。
世の中おかしいと思っている事は限りなくある。
「デフレ宣言」である。 不景気でお金の価値が異常に上がって、我先にと安売りをして物の価値が異常に下がる。
これってもう何年も続いていて「これってデフレって言うんじゃないかなあ」と思ったけれど誰も言わない。
専門家もあまり言わないからきっと自分の解釈が間違っているんだと思っていたら、つい最近政府が宣言した。
こんなことなら最初から「これってデフレだよ」と言っときゃ良かった。
でも、言ったからって何にもならないか。
今のデフレで一番問題なのは、安さの競争で勝つために、日本の地で、日本人の手で物が作れなくなる事だ。
しかも安く物を売るためには多量に売らなければ儲けにならない。
物の作りすぎは資源にも廃棄環境にも良くない事だ。
今の政治にこの不景気を何とかして欲しいというのも全くおかしな話である。
国営産業があり、それが日本を支えているならまだ知らず、国の政治がお金を稼ぐわけではない。
言い換えれば、いくら人々の役に立つ道路や橋を造っても、それは国民から集めた税金を一部の人に仕事として分け与えているだけで、それが終われば仕事はなくなるし、通行料を取っても次の事業の資金にしかなっていない。
お金がただ廻っているだけで、本当に物が生産されていない。
そんなんだったらお金を持っている人を政治家にして、いろいろな事業にお金を出してもらえばいい。
本当の政治家のやる事は新しい生産の事業をやりやすくするために、または将来性のある仕事を展開しやすくするために、新しい法律を作る事と事業のサポートをすることだと思う。
もっと言えば税金の流れの交通整理をする事だ。 まずは新設の自営農業を本当にやりやすい状態にしなければ、日本は食料問題で自立できない。
今は何の党になっても、もはや景気はさほど変わらないと誰もが思っているだろう。
国を作るのは本当は国民一人一人の結集された英知なのだ。
それが出て来ないから不景気だという事をまずは自覚しなくてはならない。
今の日本人の多くが例えば中国などと比べてどれだけ生き抜こうとするパワーに欠ける事か。
国防も今の憲法で中途半端な立場の軍隊を持って、日米同盟だ、普天間問題だ、と何を立ててももはやどうにもならないなら、思い切って完全非武装中立国にしてしまえばいい。
もちろんそれがどれほど大変な事か覚悟して考えた上で。 それが出来なければ憲法を変えて完全自立した軍隊を持った方が良い。どちらかだ。
何にしても新しい徹底した発想が必要だ。日本の車が世界に通用したのはそのコンセプトが徹底しているからだと思う。
世界が認める国とは誰にも出来なかった国の改革を成し遂げる事ではないのか?
そんなことはどうでもいいやというくらい、自分の党のマニフェストに縛られたり、党のPR活動やイメージアップのことばかり考えたりして、政治家は生活しているようにしか見えない。
国民一人一人の声を聞く事も大事だが、国民の誰よりも先に進んだ考えを持って導いていく事も大事だ。
江戸時代の保科正之や徳川吉宗あたりがその様な政治家だったかも知れない。
もちろん今まで書いてきた事は大いに異論があると解って挑発しているのだが、多くの人が少しでも思っている事を口にしたまでだ。
それは子供じみた考えと言われたって構わないと思う。
大事なのは人と簡単に同調しない事だ。同調から新しい視点とアイディアは生まれてこない。