僕の愛する楽器「サントゥール」はイラン生まれの楽器だ。
イラン=ペルシャは歴史的に初めてキュロスやダイオレスによる、「徳」によって政治をする意味での「王道」を築いたものだ。
僕が勝手に多くの楽器の発明者として尊敬するマギの故郷であり、ギリシャ文化の真の継承者でもあり、アラビア文化の元にもなった賢者の集まりであり、その一部の力を得て西洋文化が生まれたと行って過言でない。
Darius
アメリカはこの賢者の子孫である国に因縁をつけて経済制裁を強化させ、日本にも大きな影響が出るという。だいたい核兵器疑惑のあるだけで、核兵器を確実に持っているイスラエルを差し置いて経済制裁を受けなきゃならんのだ。
パキスタンの関係が上手くいかなくなると問題をすり替えてくる。
以前クリントンの浮気がばれた時、数日後くらいにアフガニスタンやスーダンにミサイルを撃ち込んで人気を取り戻したという記憶が蘇ってきた。

確かにアメリカは中国や北朝鮮と違って、民主主義であり資本主義の元の自由競争であり、言論の自由もある。
しかし自由競争は戦争産業も大統領選挙も含まれている。 同盟なんか関係ない。
アメリカは自国が得になる事しかやらない。韓国のビジネス界にもイランと付き合うなと圧力をかけたと言うが、日本にも同じように来るだろう。
自国の事しか考えないアメリカなら、案外誰も近づかない中で裏で取引を行うくらいの芸当を簡単にやってのけるだろう。

もめ事を起こしたくはないが、僕に楽器を与えてくれた友人が痛めつけられているのを見過ごす事は出来ない。
誰だってそういうモンじゃないのかな?
結局のところ政治や経済がおかしいだけなのだが、一般アメリカ人だって良識も文化もあるはずだ。
おかしい事はおかしいとちゃんと言って世論を変えていけないだろうか?