Tessey Ueno's blog

古楽系弦楽器を演奏する上野哲生のブログ。 近況や音楽の話だけでなく、政治や趣味の話題まで、極めて個人的なブログ。

2016/09

作曲家・未知瑠さんから、TVアニメ「終末のイゼッタ」の劇伴でプサルテリーやサントゥール・リュートなどで録音して欲しいと言うことで、自宅とスタジオで色んな音を録りました(もう大分経ちますが)。

ようやく10月から放送が始るようです。

どんな使い方をするか解りませんが、音楽No.1の冒頭テーマを録音したので、結構重要な所で出てくるのではないかと期待が高まります。

未知瑠さんは元々僕のCDなどで演奏を聴いていただいたようで、とてもイメージ通だったと言ってくれました。


2010年に、高橋はるなさんの委嘱で25絃箏とビオラ・ダ・ガンバの作品「水のうた」の初演をし、翌年、ガンバをチェロに替え再演されました。
その高橋さんの演奏会で、今年は25絃箏と笙の作品を初演します。
タイトルは「星の舞」という曲です。笙は同門の作曲家、東野珠実さん。

 

16haruna

この作品は平安時代中期の「うつほ物語」からイメージを得ています。遣唐使の清原俊蔭(としかげ)は唐に渡る船が途中で難破し波斯国(ペルシア)へ漂着するのです。この地で天人や仙人から琴の奥義を伝えられ23年後に日本に帰り更に物語は続くのですが、僕の興味はゾロアスター教の司祭であり、ピタゴラスからシュタイナーまで影響を受けたと言われる、東方の三博士で有名な「マギ」伝説と結びつくのです。

 

僕はあくまで琴やギターような弦楽器の元を考え出したのはペルシャに住むゾロアスター教徒「マギ=MAGI」だと思っています。
俊蔭はペルシャで阿修羅と出会いますが、仏教徒にとっての阿修羅は、ゾロアスターの最高神・アフラの事で、まんざら無関係ではないような気がします。そこで7弦琴を弾いたと書かれていますが(7はゾロアスター教の聖数)、実際には僕のプロフィール画像にも載るプサルテリーのような箱琴ではなかったかと。
空を突抜ける世界樹の元で星を仰ぎながら秘琴を演奏するの俊蔭は、宙も綻(ほころ)んでしまうような演奏をしたのでしょう。
今回、笙を宇宙に見立て、それに対話を試みる俊蔭の奏でた音を空想でイメージしてみました。

 

御託(ごたく)が長かったですが、せめて人の心が綻ぶようなとても柔らかな曲なので、ぜひ多くの方に聴いていただきたく思います。
10/13(木)19:00〜「高橋はるな二十五弦箏リサイタル」 古賀政男記念館けやきホールにて
チケット:前売3,000円(当日3,500円)チケットお求めの際はこちらにお声をかけて下さい。

 

 

高橋さんはここ数年毎年この場所でリサイタルを開いていますが、自作の曲が増えてきています。二十五弦という西と東の両面を感じる箏の世界に更に新しいスタイルにチャレンジをし続けていると感じます。
東野さんも以前から独自の姿勢を貫いて来ていますし、今回この二人の音楽作りは僕の作品を遥かに超えてくれると期待しています。

 

<東野 珠実> 先輩方のように独自の姿勢を貫けてはおりませんが、それぞれの道を拓くことに寛容だった師の精神を同門の後進として共有させていただく心持ちです。

 

<上野 哲生> 本当に寛容な師でした。弟子は立志尚特異とするタチが多いですね。我々含め。

稽古で聴いた「那須野の空」の歌があまりに心に響いたので、その録音を新しい伴奏に乗せてSoundCloudにアップしました。

舞台で歌われる方が練習されるにも、当日来られる方にも、来られない方にも、まずはこの歌声を届けたいと思いました。

IPhoneやiPadの方はSoundCloudを聴くのに無料アプリをダウンロードする必要があります。「SoundCloudアプリをダウンロードしますか?」と聞かれますので、「はい」を押して下さい。改めて「那須野の大地」の本番は9月18日(日) 昼の部 12時30分開場/13時開演夜の部 16時30分開場/17時開演 那須塩原市三島ホールです。















20年近くずっと個人のホームページを設置していたNiftyserveが9月末でホームページサービスを終了するとのことで、非常に面倒くさい事態になりました。
どうせならMusicのページは新しくしてしまおうと思い、Wixを利用してDL販売を含めた今風のホームページに変えました。
↓をクリックして下さい。
http://www.tessey49.com

今までの動画年賀等はそこからもリンクできます。
 

magipage


なかなか自分では気に入っています。ぜひ一度ご覧ください。音楽もふんだんに聴くことができます。

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