Tessey Ueno's blog

古楽系弦楽器を演奏する上野哲生のブログ。 近況や音楽の話だけでなく、政治や趣味の話題まで、極めて個人的なブログ。

2019/07



凄いなあ。これが本音なら選挙前に、これをちゃんと国民の前で言っておくべきだよ。
安倍さんも他の(元)大臣の多くもこの場に居るわけだし。
何で憲法を変えたいかこれを見ればよく解る。

確かに他人や国のために命を擲って助けたり護ったりすることは大事だと思う。
幕末の志士のように、無私の精神で住みやすい社会を作っていくことは美しい作業だと思う。
ただ、それが為に憲法に平和や人権や主権が邪魔だというのは、さすがに習近平でも言えないだろう。金正恩なら言えるかな?
日本会議の皆さんはあまりに国を愛しすぎてしまって、民はどうでも良くなっている気がする。

単に個人の意見として発言しているのではないと思うのですが、皆さんはどう思われますか? 

今まで何度もFBやBLOGなどに書いてきたことだが、アメリカは国民の気持を一つにしたい時、必ず仮想敵国に対して過剰な挑発をする。ない事までを在る事にして戦う理由をでっち上げてしまう。
ルーズベルトの太平洋戦争前の日本への圧力のかけ方。アメリカが仕組んだトンキン湾事件を引金としたベトナム戦争。大量破壊兵器を持っていると断定し始った第2次イラク戦争。他にボスニア、ユーゴと調べればいくらでも出てくる。

今更こんなことは誰でも知っているだろうが、今イランを標的にしているのはこの延長線上にあるとみて間違いない。
今回だって証拠が何も上がっていないにもかかわらず、瞬時にタンカー襲撃をイラン政府の関わるものと断定している。
北朝鮮とは若干友好的なムードが漂う中、この外交を成功させることで選挙に有利になるが、アメリカは仮想敵の一つが減り団結がしにくくなる。選挙にも転じれば不利になりかねない。
イランへのこのタイミングでのアメリカにとっての仮想敵国ランク一位上昇はまさに国がまとまるだけでなく、イランの大嫌いな国内のユダヤ人の支持を強固なものにし、大統領存続が約束されることになる。

つまりアメリカのためどころか、ほぼトランプの個人的な理由でイランの圧力は始ったとみて良い。
日本政府もこの辺りは解っているだろうが、口を出すどころか助言も出来ない。
ただ即座にトランプに乗っかって経済制裁をやるとは言わない。選挙が控えているからだ。
これでもし選挙後にイラン経済制裁に乗っかったりしようものなら、僕は生涯現政権を卑怯者呼ばわりしていきたい。そうでないと信じたいが。

僕はもちろん核兵器廃絶派であるが、戦前に石原完爾が「最終兵器が出て来たらもうそれ以上戦争することが意味がなくなる」と、広島長崎に核爆弾が落ちる前に予言していた。
確かに地球が一瞬でなくなる程の兵器ならば、戦争をする気がなくなるのが普通である。
本来誰もが戦争しても何の得にもならないことを悟るだろうが、ビジネスは別だった。
実際危険をちらつかせながら防具を買わせれば良いのだから、起りもしないし役にも立たない災害防災品を買わせる詐欺商法と同じだ。
仕掛ける方だって実際にカードを切ってしまったらビジネスとしては何の役にも立たない。人質は殺してしまっては役に立たない。市場も自ら壊すことはしない。
そんな中で世界はヤクザの商法に振回され、荒んだ経済戦争の風圧に屈している。

年金問題、介護問題、教育問題、復興問題、全ての大型武器の購入を無くせば解決することなのに。
誰かアメリカの武器至上主義を根絶する方法、是非考えて欲しい。日本も武器のパーツで儲けているけれど。

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