2020/04
時間が止っている
深淵の魔法
新型コロナウィルスの感染拡大に対応するため、ついに首都圏など7都府県に緊急時代宣言が出され、多くの皆さんが日々の生活について、生きるというとこについて改めて考えさせられた事と思います。
僕も普段そこまで考えないであろう色々な事を考えました。人類が生きていく中で幾度となく出遭う天災、疫病、戦争、そんなことを全て乗りこえて今こうして生きている事、そしてこれから何に向っていくのかと言うことなど。特に生命が短い一生を次の世代に託していくその節理を不可思議であると共に、そこに働く見えないなにかの存在を朧気ながら感じ取ることが出来ます。
そんな生命(いのち)とは何だろうと思いを馳せ、生れた歌をお届します。
正月から毎年の動画年賀を作り始めたわけですが、今はもう4月。ましてやお正月気分ではありませんし、いつもの上野家のキャラや技法的なアニメは今回はありません。
Storyblocks の動画素材を何層か重ね合せ、Animateで作った探査船の動画を貼付け単純にコラージュしました。
幼年の声が欲しかったので、琴久のCD「囀り」で録音した9歳の時の声を使っています。後半、律子とハモるのは現在の琴久で、同じ人間の時空を超えた共演となりました。
たまたま僕は明日で67才を迎え、決して油断が許されない世代に入りつつあります。
この疫病の脅威を、魔法の力を借りてでも何とかしたいという祈りを込めています。時間がかかりすぎることは命に関わってきます。人々が情報を共有し、知恵を出し合い、解決の糸口を掴んでいくことこそが生命の魔法の力になり得るのだと思います。
どうぞ皆さん、くれぐれも無理をなさらず、嵐が通り過ぎるのを待ちましょう。
世界に再び早く安寧の日々が訪れるよう。