Tessey Ueno's blog

古楽系弦楽器を演奏する上野哲生のブログ。 近況や音楽の話だけでなく、政治や趣味の話題まで、極めて個人的なブログ。

2023/09

小学生の終り頃から高校に入る頃まで「0011ナポレオンソロ」というスパイもののTV番組があって、みんな 夢中になって観ていた。
主役のロバート・ヴォーン演じるナポレオン・ソロ(声:矢島正明)と、ロシア人スパイを演じるデヴィッド・マッカラムを演じるイリヤ・クリヤキン(声:野沢那智)の活躍する、もうストーリーも何もかんも忘れてしまったが、とても懐かしい番組を思い出した。
最近デヴィッド・マッカラム氏が90歳で亡くなり、ロバート・ヴォーン氏も既に数年前に亡くなってしまったが、よくよく考えてみると何でナポレオンというタイトルを(日本でのみ、原題はThe Man from U.N.C.L.E.)付けたのか、昔からずっと気になっていたが、ナポレオンの肖像画を見たとき、「ああこれはロバート・ヴォーンだ」と思ったことがあった。その絵と同じ画像は見つからなかったが、骨格がとても似ている。
もう一つ奇妙な偶然だが、デヴィッド・マッカラムは役はロシア人だけど、実際はイギリス人でロシアと関係ないのだが、どことなくプーチンの若い頃と似ている。実際にプーチンはKGBのスパイだった。
当時主役のロバート・ヴォーンの人気を凌いだデヴィッド・マッカラムに、2人の不仲説が流れたが(僕はそうではないと思っている)よく考えたらまるでフランストップとロシアトップの争いのようだ。
サルコジ元大統領は「ロシアとの関係を見直したい」「ウクライナがEUに加盟しないで中立であるべき」と発言し、ブラジルのルラ大統領は「対話を基礎にしなければ和平は長続きしない」と停戦を主張し、とどちらも当たり前の事を言って批判を受けている。
僕の友達は0011が好きすぎて、小学校卒業時の俳句を作って載せたのが、あまりにストレートすぎて笑えて未だに忘れられない。
「アンクルの カッコいいぞい ナポレオン」
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「王様は裸だ!」
往々にしてこれを言えるのは子どもなのだ。
なぜ多くの大人はおかしいと思ったことを口にしなくなったのだろう。
社会全体が政治に関して公に意見を述べることは、どこかの国のように拘束されたりしない極めて民主的な国のはずなのに、大人たちは何かに怯えるように意見も言わず選挙にも積極的ではない。
同調圧力という事もあるのだろうか?空気が読めないと言う言葉はよく作ったものだ。ああ、読めなくて結構。本来なら人の数だけ考え方があり、意見があり、趣味があり、心は自由だ。かと言って人の自由までねじ曲げ奪う事のない配慮は、弁えるべきだろう。
喧嘩をしたいわけではない。どういう道を辿るのが良いのか、様々な意見から淘汰されて行くのだろう。
やはり、国会という狭い会議室から数人の政治家の見方が淘汰されないでキマリになってしまう事を「おかしい」「王様は裸だ!」と言わしめるのだろう。
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温品淳一氏、黒川眞一氏(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)らは、ALPS処理水の海洋放出における「正当化」、つまり利益と害を比べ、害は国内外の海産物の需要の減退、1000億円以上という処分予算、数十年という長い期間など甚大であるのに比べ、得られる利益についてはほとんど説得力のある説明はない、と言う。利益について政府と東京電力の説明では、福島第一原発の廃炉作業の進捗に支障があり、陸上でのタンクの保存にリスクがあるなどというが、海洋放出の便益と害では圧倒的に害のほうが大きい、と述べた。
今回の海洋放出が「汚染水だ」「処理水だ」と考える前に、なぜこのリスクを考え無しで始めたのかがよく解らない。中国が日本の海産物を買わなくなるなんて予想できたろうし、風評被害をカバーするために福島の漁業関係者に一体いくら政府は支援金を払い続けなければならないのだろう。
検査上ではクリーンな水を放出しているのだろう。だったらこの水不足の折、海に流さないで生活用水に回したら良かったのに。それならみんな安全性を理解するだろうし、こんなリスクを負わなくて済んだろう。
経産省のALPSが如何に優れているかの説明はある程度理解できるが、取除いた放射性物質はどういう経路でどこへ行くんだろうとか、ALPSのような技術が可能なら水を使わない冷却方法を考えるのが先だろうとか、我々日本人でさえももう少ししっかりとした説明や対応が必要な気がする。
まあ説明しないで事を進めてしまうのは、日本政府のお家芸みたいなもんだけど。
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