Tessey Ueno's blog

古楽系弦楽器を演奏する上野哲生のブログ。 近況や音楽の話だけでなく、政治や趣味の話題まで、極めて個人的なブログ。

カテゴリ: 経済・政治・国際



凄いなあ。これが本音なら選挙前に、これをちゃんと国民の前で言っておくべきだよ。
安倍さんも他の(元)大臣の多くもこの場に居るわけだし。
何で憲法を変えたいかこれを見ればよく解る。

確かに他人や国のために命を擲って助けたり護ったりすることは大事だと思う。
幕末の志士のように、無私の精神で住みやすい社会を作っていくことは美しい作業だと思う。
ただ、それが為に憲法に平和や人権や主権が邪魔だというのは、さすがに習近平でも言えないだろう。金正恩なら言えるかな?
日本会議の皆さんはあまりに国を愛しすぎてしまって、民はどうでも良くなっている気がする。

単に個人の意見として発言しているのではないと思うのですが、皆さんはどう思われますか? 

今まで何度もFBやBLOGなどに書いてきたことだが、アメリカは国民の気持を一つにしたい時、必ず仮想敵国に対して過剰な挑発をする。ない事までを在る事にして戦う理由をでっち上げてしまう。
ルーズベルトの太平洋戦争前の日本への圧力のかけ方。アメリカが仕組んだトンキン湾事件を引金としたベトナム戦争。大量破壊兵器を持っていると断定し始った第2次イラク戦争。他にボスニア、ユーゴと調べればいくらでも出てくる。

今更こんなことは誰でも知っているだろうが、今イランを標的にしているのはこの延長線上にあるとみて間違いない。
今回だって証拠が何も上がっていないにもかかわらず、瞬時にタンカー襲撃をイラン政府の関わるものと断定している。
北朝鮮とは若干友好的なムードが漂う中、この外交を成功させることで選挙に有利になるが、アメリカは仮想敵の一つが減り団結がしにくくなる。選挙にも転じれば不利になりかねない。
イランへのこのタイミングでのアメリカにとっての仮想敵国ランク一位上昇はまさに国がまとまるだけでなく、イランの大嫌いな国内のユダヤ人の支持を強固なものにし、大統領存続が約束されることになる。

つまりアメリカのためどころか、ほぼトランプの個人的な理由でイランの圧力は始ったとみて良い。
日本政府もこの辺りは解っているだろうが、口を出すどころか助言も出来ない。
ただ即座にトランプに乗っかって経済制裁をやるとは言わない。選挙が控えているからだ。
これでもし選挙後にイラン経済制裁に乗っかったりしようものなら、僕は生涯現政権を卑怯者呼ばわりしていきたい。そうでないと信じたいが。

僕はもちろん核兵器廃絶派であるが、戦前に石原完爾が「最終兵器が出て来たらもうそれ以上戦争することが意味がなくなる」と、広島長崎に核爆弾が落ちる前に予言していた。
確かに地球が一瞬でなくなる程の兵器ならば、戦争をする気がなくなるのが普通である。
本来誰もが戦争しても何の得にもならないことを悟るだろうが、ビジネスは別だった。
実際危険をちらつかせながら防具を買わせれば良いのだから、起りもしないし役にも立たない災害防災品を買わせる詐欺商法と同じだ。
仕掛ける方だって実際にカードを切ってしまったらビジネスとしては何の役にも立たない。人質は殺してしまっては役に立たない。市場も自ら壊すことはしない。
そんな中で世界はヤクザの商法に振回され、荒んだ経済戦争の風圧に屈している。

年金問題、介護問題、教育問題、復興問題、全ての大型武器の購入を無くせば解決することなのに。
誰かアメリカの武器至上主義を根絶する方法、是非考えて欲しい。日本も武器のパーツで儲けているけれど。

安倍政権の「メディア締め付け」が国際社会で浮き彫りになった。国連人権理事会は14日、約5年ぶりに日本の人権状況を審査する作業部会を開いた。米国などの加盟国から、日本の「報道の自由」についての問題が初めて取り上げられ、懸念を示す声が続出した。

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ブラジルやベラルーシは、特定秘密保護法が「報道の自由」を萎縮させていると指摘。米国やオーストリアは、放送局の電波停止権限を規定する放送法4条の改正の必要性にまで踏み込んだ。日本の「報道の自由」を巡っては、人権理のデービッド・ケイ特別報告者が5月に調査報告を公表。特定秘密保護法や放送法の改正を勧告していた。

 

作業部会で日本側は、「表現の自由は憲法で保障され、放送法の運用でもメディアの独立を尊重している」と反論。しかし、秘密保護法を巡っては日本国内で過去に「表現や報道の自由を侵害し憲法違反」などとする訴訟にまで発展した経緯がある。

 

国際NGO「国境なき記者団」がまとめる「報道の自由度ランキング」(2017年)でも、日本は180カ国・地域のうち72位にとどまる。海外諸国にすっかり見透かされている。


(日刊現代11/15より引用)


公式な統計ではないが、どうも日本は世界で一番「いじめ」の多い国らしい。
「いじめ」はなぜ起るかというと、僕の見解は「個性を認めない」ことだ。
異常な友達同士の結びつき、その中で空気の読めない者、ノリの悪い者、一人違う行動を犯すものは徹底的に排除される。

僕はこの日本における「いじめ」と「報道の自由問題」はリンクしていると思う。
色んな人がいて色んな意見があり、社会は多種多様だから面白い。そう思っていた。
これを許さないのは日本がまだ国を持たない集落の時代からで、秩序を乱す者は村八分にされた。新しいものや個性の出現を嫌うのは今に始ったことではない。

「長いものには巻かれろ」「郷に入れば郷に従え」
日本はあの戦争を始めたこと以上に、終らせられなかったことが罪深いと思う。
だれも「もうやめよう」と言えなかった。

日本人は伝統を重んじ、良いところは沢山ある。でも、この大勢に対してものを言えない精神はまさに「心の革命」が必要である。
自分の想像の範疇に収らないものの出現を受入れて理解する器もなければ、人間的にも日本の産業面でも成長進化はしていかないだろう。

まずは自分の言っていることが「絶対」正しいと言張る輩には、節理はそれだけではないと言える人間になりたい。


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(FBに書いた自分のコメント) 

確かに自由になることに権利を過度に主張するとクレーマーの世界に陥るでしょう。世の中は進んでいきません。
渡り鳥の隊列、無数の鰊の回遊、確かに乱れては存亡に関わるでしょう。

僕が、特にロバの学校などに参加する一人一人の子どもの個性が、エジソンやアインシュタイン、谷川俊太郎、坂東玉三郎を凌駕するくらいのイマジネーションを持っているのではと思うことがあります。実際に彼らはそれを表す手段を持たないだけで、自由な環境の中で見せた輝きは普段の小学校などの生活の中に戻るとしぼんだ普通の子に戻っていく。
その子たちが仮に全て開化したら、とんでもない未来がやってくるかも知れない。本当は個性ばかりだと衝突してまとまらないかもしれないが、まとまる智恵を打出していけば、どんな困難なことも解決する方法論が生れてくると思う。

そのためには自分の個性を出すことも大事だけれど、人の個性も認め、理解する力が必要となる。そのためにも全ての芸術的表現的パフォーマンスが必要になると思います。新しい時代はその先にあるような気がします。楽観的な見方ですが。

Balance of Power

30年ほど前にバランス・オブ・パワーと言うPCゲームがあった。
僕は実際にはやらなかったが、副題が「核時代の地政学」とされ、プレイヤーはアメリカ合衆国大統領またはソビエト連邦共産党書記長を選択する。この二大国の冷戦を舞台に、核戦争を起こさずに自国の威信を高めるという、世界を手のひらに載せたようなゲームだ。
画面には世界地図が表示されていて、国家間の衝突などの出来事が発生した場合、軍事介入することができる。米ソ双方が譲らなかった場合は軍事的緊張の結果、核戦争が勃発する結果となったりする。そうなるとゲームオーバーだが、そうならないよう色々な多の国への関係や配慮が重要になる。ゲームの記事を読んだだけだが、確か米がイスラエルに多額の支援をしたりすればとんでもない事になったという記憶がある。
 

今は米ソの関係でははかれないほど複雑な国際情勢だが、現代版のバランスオブパワーをトランプが操作しているとすれば、明らかに核戦争に向っているとしか思えない。
米国がここまで露骨にイスラエルを支援してユネスコを脱退するだけで無く、イランの核開発合意をご破算にしてまでイスラエルを擁護すると言うことは、ゲームだと間違いなく終焉に向っている。

結局トランプのやっていることは、今まで人権や平和のために血のにじむ努力をしてきた流れをほんの1年足らずで崩壊させようとしている。
かつてイランはブッシュに「ならず者国家」と呼ばれていたが、ならず者はどっちなんだろう。イランは頑なに核開発合意を護ろうとしてきたが、これを保護されれば温和な現政権は失脚となり、保守派に取って代ることになるだろう。わざわざ喧嘩の種を蒔いているのである。


日本はこの「ならず者」と早く手を切るべきだ。
何度も言うが、米と一緒では無い日本を北朝鮮もイスラム過激派も興味が無い。
軍事に頼ることより米と手を切るか、少なくとも同調姿勢を見せない事が最良の日本の安全政策だと思う。

トランプに対する安倍首相の同調は、まるで徳川への山内一豊みたいなへつらいで、言えば言うほど日本の未来は危なくなる。(一豊は徳川に城を差しだし、他の誰より先に東軍に味方すると同調し、他もそれに見習った

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oriduru
日本はこのアメリカの核の傘に護られている。だから核兵器禁止条約の会議に欠席した。

その結果被爆者からの広義の意味で、非参加国の机の上に小さな折り鶴が置かれた。

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ICANのノーベル平和賞受賞についてコメントの出せない政府。この事を説明できない今の日本政府が気に入らない。
「福島原発は完全にコントロールされている」と言った虚言の説明を果していないのが気に入らない。
解散総選挙は政党が勝てる時にやるのは当然だが、その本音を言わずあーたらこーたら取って付けた理由を被っているのが気に入らない。
「美しい日本をとり戻す」と言いながら、うやむや、言論統制、不透明・・・・結局手段を選ばないやり方が気に入らない。
党内に反対勢力が少なく、独裁化して誰も対案意見を言えないまま事が進んでいるのが気に入らない。(ここは希望の党も同じ)

もの凄く単純な話、日本はアメリカとつるんでさえいなければ、北朝鮮のミサイルに脅威を感じることはないと思うのだが。テロの心配も無くなるし・・・。


 

北朝鮮の動向に煽られ、韓国軍が「平壌攻撃」映像を公開し挑発し、米軍が朝鮮半島の周辺にB1爆撃機を飛行させて爆弾の投下訓練して挑発し、軍備を誇示しながら圧力で北朝鮮を押さえつけようとしている。
それに日本は乗っかって北朝鮮に屈すまいと圧力をかけ、米軍と共同で演習をし、軍事大国化を目指す準備をしている。

もともとこの戦争は何なんだ?本当に敵国を倒すためのものなのか?
もし敵国の機能を壊滅状態にするなら2〜3人で水源に行って猛毒や細菌兵器を流すか、原子力発電所に一人のテロリストを自爆させるだけで、日本などはほぼ立直れなくなる。
日本だって他国を殺戮する軍備が必要なら、御大層な人数をかけたりせずに、核爆弾などを保有せずに、一千万円程度でそういう組織を作れば良い。後の軍備を経済に廻せば良い。結果が同じではないか?

前々から僕は言っているが、おそらく国という存在が「威信」というものでその存在感をアピールし合っているに過ぎない。「威信」はあくまで強く見せる事で自分の発言権を得るためのもので、そのために軍備を増強する。
結局「威信」がプロレスの虚勢張りのようなものだとすれば、如何に相手に「イカレている!?」と思わせれば優勢に立つ。今の北朝鮮だ。
ところが「イカレている」同士が引っ込みが付かないところまで行くと本当にことこん「イカレた」行為をしでかす。それが怖い。

この「イカレ」度を張り合って世界が混乱に落ちている。ISの戦争とはちょっと違うが、これだってお互いの目的や利害を話合えば解決策はゼロではない。結局復讐の連鎖がどんどん解決から遠のかせている話でしかない。

例えばだが、「ロード・オブ・ザ・リング」で国が支配される事を選ぶか、戦うことを選ぶかの選択を迫られた時、国を護るという意味では明らかに戦う事を選ぶ方が僕は正しいとは思った。目の前で家族や友人が殺されそうになったら戦う。これは当然かもしれない。
かと言って僅かな脅威の可能性のために軍備というものを、常に強大に準備しておく必要はあるのか?ここは疑問が残る。
国というものは常に仮想敵と軍備増強で、その脅威に立ち向うために団結し、国がまとまる。老子の言う「小国寡民」の思想で、色んな国が様々な情報も持たず干渉もせず、小さなまとまりだけでやっていけるなら本当に争いも少なく、安定した時代は築けるはずなのである。

今はこの状況とは違う。技術力と情報と威信とのせめぎ合いだ。まあ政府の立場になってみれば日本という国はなんとか仮想敵を北朝鮮にして団結しそうだが、実際に本格的な脅威ではないし、もう一歩まとめるための材料が要る。。

そのもう一つの団結方法が「宗教」だ。閣僚のほとんどが参加している「日本会議」の存在は誰でも知っているだろう。明治時代の国をまとめた同じ方法で日本を同じ思想の元でまとめようとするものだ。
美しい日本は確かに僕の好きな言葉でもある。無私無欲で人に接することが出来たらどんなに良いことだろうかとも。
でも実際の政治は美しくない嘘と虚構の連続で、私欲にも富んでいる。例えそれが日本にとって良かれという事であっても、汚い手を使うことは宗教的にはどうなのだろう。

と言うことは、「日本会議」は宗教を利用しているに過ぎない気がする。
日本の神道側が誰でも「日本会議」に賛同しているのか疑問だが、とにかく国を護るという意味では神社側は否定もできない。

護るためには軍備を備え、仮想敵に一丸となって向い、規律正しく無私敬愛の心で危機を乗切ろうという流れである。残念ながら今の日本人の思考は多様化していて、無理をして危機感を煽っても決して一丸にはならない。それを無理矢理力ずくでも一丸に使用というのが今の政権のやり方だ。
いまさら情報統制が出来るわけでもないのに、それこそ無理をすれば血が流れる。でも政府はそれが良かれと思ってやっていることは確かだ。頭が悪いだけだ。

本来の神道の考え方は僕も好きだし、「君が代」だって「教育勅語」だってその存在自体(歴史の流れからすれば)そんなに否定されるものではない。でも従わないからと言って全てを統制し、監視し、宗教の名の元で従わせるのはあまりの傲慢な考えである。

本当の日本を取戻すなら、縄文期に遡り、生活が厳しくとも穏やかに暮していた原日本の姿思い起して欲しい。ニーチェ的な権力への意志とは無縁な、むしろ老子の小国寡民的な、これこそ日本が黄金の国と呼ばれたゆえんだと思っている。

 

何から話そうか?

とてつもなくやるせない時は声も出ない。
それは自分のことではない。人と言うより、生命全体への危惧だ。

6年前の津波の時も、昨年の熊本地震の時も、今回福岡の洪水を見るに付けても、どこか自分に被害が来なかったことを良しとしている自分が居る。
自分の仲間や知合いが巻込まれなかったことを良しとしている自分が居座る。

自分がシリアの難民でなかったことを嬉しく思う自分が居る。
ソマリアの紛争に巻込まれない環境で良かったと思う自分が居る。
ベトナム戦争で人を殺す役を追わなくてラッキーと思う自分が居る。

食物連鎖で大半が捕食されてしまうプランクトンに生れてこなくて良かったと思う自分。
蜻蛉のように3日しか生きられない運命を背負わずに良かったと思う自分。
滅びゆく星の中で、なすすべもない自分に生れなくて良かったと思う自分。

どうかしている。
自分さえ良けりゃ何て、考えてみりゃあ勝手だ。
たしかに僅かばかりの平和が、思い通りにならない人と比べちゃあ申訳ない。

我々が神になったら、どんなシステムを考えるのだろうか?
地球上の生命がそれぞれ真面目に勤めて生きているなら、願いの一つでも叶えてやろうとか、そんな優しい神になれるのか?
現実に作られた食物連鎖、弱肉強食、富と貧困、これらはどうすれば解決するのか。
少しの願いでも叶うなんて出来るのは、一握りの生命に限られるのではないか。

生命一つの命なんて軽いものかも知れない。でもその生命一つの中に無数の願いがあり、ドラマがあり、知恵があり、心がある。これらの大半が無になっていくのはあまりのエネルギーの無駄に思える。

神はこの事を無駄とは思わないのか?それを繰返すことで何か別の次元のものが生れてくるのか?
それとも、ただこれを暮れ返すことが宇宙の在り方なのか?

いつまで経っても幸運だけで世を渡る自分を素直に喜べない。

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トランプが移民をシャットアウトして、appleを始め世界のあらゆる企業の批判の的になっているけれど、日本なんかずっと前から移民には寛容でなかったよ。途上国からどれだけの移民を受入れたのだろうか?それは非道いもの。
トランプは日本を見習ったという噂もある。

日本の最も難民申請者数の多かった2014年が5000を超えるも、実際受け入れ認定は11人のみだそう。

安倍首相は1月30日の答弁で「米の入国禁止令「コメントする立場にはない」と言ったけれど、それは自分と同じ考えだからじゃないのかな?
18日には「移民政策は毛頭考えていない」とまで答弁している。これってもっと叩かれて良いのでは・・・


↑ AVAAZのHPから
あなたが煽る恐怖心や憎悪、偏狭な考えを、世界は断固拒否します。に署名した。
500万人署名が目標らしいが、5
00万人じゃあ覆らないような気がする。せめて5億人。

英国の保守化でトランプの当選の予想は当ったけれど、まさかここまで議会も動けないような事態になるとは・・・。

ここで全ての反対意見を押しのけて大統領令を通したら、完全なる独裁政治になる。
 従者に各ミサイルのボタンを持たせているんだから、だだをこねたら世界戦争になるかも。

安倍首相は自分を秀吉の様な人垂らし外交が出来ると、勘違いしていないだろうか?
相手の懐に単身で入って、腹を割って仲良くやれば相手もなびいてくれると。

それは強大な軍事力を背景にしたり、相手がメリットを感じるだけの素材を用意して初めて成立つことだと思う。
交渉とは相手の想像をを上回った美味しいものを用意しないと応じてこないものだと思う。
会社の名刺交換じゃないんだから、用意する材料を備えて、交渉はもっと緻密に計算しないと、結局トランプ、オバマ、プーチン、習近平、みんなから馬鹿にされるだけの存在になっていく。

途上国には原発を売込む。それは一部食らいつきの良い話かも知れないl。
しかしこれだけの地震を経験しながらも、ちょっとした事で冷却装置が停まるような技術を、どう売込むというのだろう。核のゴミをどうするかだけでも手に余っているのに、これ以上原発を作り稼働してどうするというのだ。

腐敗した政治の膿が今頃噴出してくる。
勉強ばかりして来た官僚は自分の保身しか考えていない。
首相のやり方がまずくともそれを補佐できる人材もいない。
票の取れる老人を優先しすぎて、若い頭脳の開発や教育にお金をかけない。

どうせ独裁をやるなら、経済を最優先させたいなら、金のかかる軍備や原発、一部の土木をいっそのこと全部やめにして、その労働力を農業、建築、輸送、機械工学、医療開発などに、人材と金をかけたらどうなのか?

こんな日本を若者が見ていても、現実より仮想現実の世界の方が楽しいに決っている。
そりゃ可愛い女の子、美形の男の子、手間暇かけたストーリー、綺麗な映像、わくわくドキドキ、つまらない現実には戻りたくなくなる。
それでいて現実の人とつながっていないと恐怖に感じ、SNSの中毒にもなってくる。
これでは個性も死ぬ。

ただ現実を充実させないと、仮想だけでは仮想を作り出せない。
バーチャルを越える面白い生甲斐、まあ政治任せにしていないで一人一人が考えて実行していかないと駄目なことだと思う。
数人とつながっているだけで良いから、自分たち、家族たちの生活を考える時間だけでも作らないと、政治だけではないこの国全て駄目になるかも?

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元々人間は、というより動物は別の種を差別してきた。
自分たちの血縁を尊び、その者たちを護るためにも差別をしてきた。

より高い生活水準を得るためには、より良い水場、餌場を得るためには一族以外の者の侵入を阻止した。さらに力の弱い者、戦争で負けたものは奴隷となって差別された。
元々国と言うカタチがなければ、縄張りはあっても、そこに属さなければどこへ住んでも構わない。今の時代は国ではない場所はないから、勝手に好きなところに住めない。

ただ生物の世界は少しグローバルな考えの構造で、一族内で子孫を作ることがまずいことは猿でも知っている。青年になった猿は雌を求めて一族を去る。エキゾチックな異文化との交流は冒険心を駆り立て世界の広さを知る。権力の欲望はこの辺りの感覚に始まるものなのか?

一族の上に立つ王が作る国は一族以外の者達も巻き込み、先ずは一族の利益のみを考えた。利益が出なければ差別された者たちには与えず、または奪っていった。

亜墨利加は建国当時、そういう差別から解放された人たちが集まる自由の国だった。色んな国から人が集まりプロテスタント中心に国を開拓し独立させた。ネイティヴアメリカンをいくら殺しても、アフリカから奴隷をいくら集めても、自由と平等の国は国民から愛され、世界の一等大国となった。(黒人奴隷解放に尽力を尽したリンカーンですら、インディアンは大量虐殺している)

これだけ長くキリスト教が隣人愛、平等愛、博愛、友愛などの言葉を掲げながらも、西欧諸国が植民地政策をやめてそういう態度に変わったのもほんの最近の出来事なのである。
亜墨利加なんか黒人と白人が一緒に仕事をしたり、ネイティヴアメリカンと一緒に学校に行ったり、女性が選挙するようになったのは、ごく最近のことだ。
様々な人が民権運動をし、血を流し、人間的に尊い存在だと解るようになり、やっとの事で差別というものが愚かしい事だと、世界の多くの人々が認識するようになった。人間はここまでやっと成長した。
哲学や宗教が何とか慈愛、隣人愛、友愛などとつないで、互いに仲良くすることが一番安定して平和だと理解させ、70年前の大戦以降人類はやっと崇高なレベルの門に足を踏み入れた。

しかしそれもつかの間、結局本音で言う人間が上に立つ者となり、今までやっとの思いで築いてきた精神をぶち壊していく。保守とか右傾化とか言うが、結局本来の一族のことしか考えない人間が政権を取っていく。そりゃそうだ。腹を割れば皆自分のことだけが可愛い。

西欧は難民受入れを悉く拒否し、アメリカは自分たちが移民だったのにメキシコやイスラムを追出そうとしている。
日本なんか仏教慈悲の国なのに、政府は難民を受入れる気すらない。

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トランプの事である。彼の罪は自分のことしか考えないアメリカを煽っただけでなく、全てのアメリカに住む移民に恐怖を与えたことだ。現実に移民の子どもはワプス系アメリカにイジメを受けている。自分の先祖も移民なのに、極論を言えばワプス一族以外の事しか考えていない。

トランプみたいな差別を本音で訴える人間はいくらでも居る。それを大統領にしてしまう人間の精神が問題だ。ヒットラーだって同じだ。みんな自分の仲間の事だけ考えていれば何をしても良い、そんなルールが世界に蔓延しようとしている。

日本が本当に慈悲の心や美しい国を求めるなら、本気で徹底的に非武装にしたり、一切外部の敵に対して何もしない政策で、国内警備のみという考えで貫き通してみたらどうだろう。
どこかで本気のドンパチが始れば、自分のことしか考えない進化しないレベルの低いもの同士、どうせ地球の事なんて考えずに全てを滅ぼしてしまうのだから。
慈愛、非武装が如何に豊かな生活になるのか、身を持って世界に示せば良いと思うのだが。
恐怖を克服した上で、本当の勇気や覚悟が試されるだろう。


まあそんな甘い事を言ってと、叩かれるのがオチだろうが・・・。日本人だってほとんどが家族を護ることだけで精一杯だから。

実に不思議な光景だった。核兵器廃絶を訴えながら実際に最新鋭の核兵器を開発するアメリカの大統領と、核の傘に守られ国連の核軍縮にも賛同しない日本の首相とが広島の地に立って、核なき世界への決意を述べ、被爆者とハグをするという、これぞ絵に描いたようなのダブルスタンダード!

本心とは裏腹の言葉で多くの被爆者を納得させたのは恐ろしい演出だと思う。子どもたちに折ってあげた折り紙の鶴は「ごめんね、期待に添えなくて」と言っているようだった。
彼らにとってこれから益々兵器による力を付けようとしているところに、広島はまるで足枷のようでしかない。
実際にオバマが大統領になってから減ったアメリカの核の減少率は最低だと聞いた事がある。
被爆国の日本は核の傘を捨てたメキシコのように生きられないものなのか・・・。

obama
 

安倍政権は「戦争をしたい」というより「軍産複合体」を充実させたいのでは、と思う。

「きな臭さ」を増せば増すほど優れた武器を作らねばならない。ちょうどアメリカの銃を持たねばならない感覚と同じで、銃をなくすどころか護身のため優れた銃を一人一人が持つしかない。アメリカはこれで経済が支えられる。この感覚が日本まで浸食してきたと言える。

申し合わせたように、北朝鮮も応援のミサイルを撃ったりする。集団で身を守ろうと呼びかけ武器を売りつける。すでに武器輸出撤廃でお膳立ては整っている。経済的リスクの多い戦争を本気でする覚悟はないが、武器輸出三原則の無い時代の朝鮮戦争、ベトナム戦争を脇で支援しながら復興した日本はその経済効果を知っている。原発と合わせて、日本の経済を救うにはこれしかないとやっているような気がする。

だから原発のリスクも顧みないで核開発を売り込むのと同じように、戦争のリスクを顧みないで経済効果のために今回の選択をしたのだと思う。国の借金、年金、全てを解決する唯一の方法だと思っているだろう。

我々は原発のリスクと同様、経済のための戦争のリスクには耐えられない。

戦争はなくならない。戦争は必ず起こる。
そう思わせておいて、局部戦で適度な紛争を起こし、「備えあれば」と消火器のように武器を売る。
世界中が軍備を捨てて農業を進化させれば、本当は飢えた人々や難民を出さずに済む。
そんなことは百も承知で武器を売り、紛争の種をまく。
人類が不平等で出来ていないと困る人たちが居るからだ。
ハンバーガー1個を作る水とエネルギーで何千人もの子どもの命を救えるというデータもある。
世界は不平等に出来ているからこそ、我々は人間らしい生活をするという事になる。

外交の基本は正しいことを主張するのではなく「相手の立場になって考える」ことだ。
イスラム教の友だちの前で豚骨ラーメンを「美味い、君もどう?」と食べれば、友だちは不愉快になるだろう。
今最も「相手の立場」を考えたいのは中国でも韓国でもなく、日本の総理だ。
元々性善説を採る僕は、私利私欲でここまでの動きをしているとは思えない。
国民を豊かにしたい、護りたい、毅然と主張したい、その事は解らないでもない。
ただ今の方法論は決して望む方向には行かないと、僕だけでなく多くの国民が懸念している。
なぜここまで原子力に拘るか、なぜ沖縄を軍事拠点から外せないか、立場を解って論点を絞って反対しなければ、結局お金で解決されてしまう。
ここは首相を完全論破できるだけの代案を作り突きつけなければ、いくら喚いても覆らない。もちろん黙っていると何も伝わらないが。
「立場」を解らず正面から噛みつくと、みのさんや猪瀨氏のように別件で潰されてしまうこともある。(日本にも工作員が居るのかなあ)

武器や原子力技術を売ったり、軍事費に多額の投資をすることが、最終的にいかに国益にならないかを証明すれば、政府も鬼ではないし、米国より利益の恩恵が少ない日本ならばこそ方針変更は不可能ではない。
日本なんていくら軍備を持って護っても、セキュリティの薄い中、数人の原子力発電所自爆テロで簡単に国家機能を失ってしまう。
問題は米国だ。「米国の国益になることしかやらない」とはっきり宣言している国が方針転換するには百年かかるかもしれない。軍産複合体もCIAも目を光らせている。
それでも忘れてはならない。米国も日本も議会政治の中で、選挙によって改革できる国であることを。
植民地時代や人種差別がおかしいと思われたのもほんの少し前の事だから。

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無関心ではいけない。まだまだ人間は精神的に進化しなければ。

最近特に感じていること
★国境★
その昔、国境なんて存在しなかった。
国というものが出来てからも、せいぜい「この川よりこっちが俺の国」とか「峠の向こうはよその国」くらいで、はっきりした地図もなければ線を引いているわけでもなかった。
国境があるから争いが絶えない。そもそも国境なんて人間以外の誰が気にする?
動物も植物も地球自体も、国境でもめることは無い。
国境などアバウトで良い。奥深く入り込めばそれだけその国の濃い文化に出会えるだけだ。国境近くは中立区域であっても良い。混血部分と思っても良い。
曖昧は大事だ。角栄も周恩来も曖昧にしてきたから争いにならなかった。
国境が無くなっても文化が無くなることもない。日本は実際に数十の国の集合体だが、一つの日本国になっても地方の色は失われないことは言うまでもない。
この国益となるはずの国境を守るために、とてつもない量の国益を失う。
★テロ★
石破茂幹事長は特定秘密保護法案に反対する市民デモは、いみじくも「テロ行為とあまり変わらない」と言った。
これは「なんでテロが起こるか」を考えてみると的外れな答えではない。アメリカのようにどうにも覆らない力を持った権力の横暴に対して、弱者の残された唯一の手段となる。(オリバー・ストーンの「もう一つのアメリカ史」をご覧下あれ)
もともと公平な王道を行く国であればそういう弱者の立場を見据えた采配をするであろうから、そういう国は権力争いや革命が起こっても、テロなど起こり得ない。
特定秘密保護法案に対するデモは権力の横暴に対する、残された数少ない手段だ。要するに日本はテロが起きてもおかしくないくらいに、政治が横暴を極めてきたと言うことだ。「テロ行為」と認めたことは、このことを体制側から認めたことになる。撤回してももう遅いよ。
★汚染水漏れ★
「完全にコントロールされている」はずの汚染水漏れは、一向にコントロールされる気配は無い。
もともと原始汚染廃棄物は色んな海に捨てられていた。少し前の世界地図にはそんなことが良く書かれていた記憶がある。
一部のソマリア人がなぜ海賊になったかと言えば、原始汚染廃棄物をそこに捨てるから猟ができなくなったからと聞いた事がある。
そんなことを日常茶飯事にやってきた今の政党は、実は汚染水なんて気にもしていない。本当に身体に悪いのかと思っている人も多いに違いない。
原発再稼働をしたり、日本の原子力技術を売ったり、こんな事が出来るのは「たいした事じゃない」としか思っていないからだ。
僕は原子廃棄物が数日で塩化ナトリウムくらいに変化することが出来るなら、原子力を認めたって良い。原子炉の中で泳いで少しくらい飲んじゃっても死なないなら再稼働を応援したって良い。でもそんなことは生きているうちに出来る技術じゃないだろう。完成していない技術、未熟な操作作業員、隠蔽体質、こんな状態で安全だなんて、秦の趙高の「鹿を指して馬と為す」だ。
誰か計算の得意な人、今の汚染水タンクをどれだけ作れば全ての汚染水をストックできるのか?汚染水タンクは何年で日本を埋め尽くすのか?何年で汚染水タンクの制作費が国家予算を超えるのか、計算して欲しい。
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今は亡き僕の親父は「風立ちぬ」ではないが、紫電改の一部を設計した。戦争に何を思っていたかあまり話した事は無いが、「トルーマン回顧録」全2巻がが枕元に置いてあった記憶がある。
飛行機の資料はあっても、この手のものは他になく、今となってはなぜ親父がこの本を持っていたのか謎だった。
僕は常々「軍産複合体」みたいなものがあるから、世界は一向に戦争がなくならないと思っていた。むしろ戦争がなくなりそうになったら、火種を作っていく役割になっているのではと思うほどだ。
トルーマンはまさにこれが生まれた時代の政権だ。原爆のゴーサインも彼が出した。ここからアメリカは変わっていく。

僕自身全部を観ていないが、これを観て「日本は被害者だ!」とか思う以前に、日本は今でもこの「軍産複合体」の一部に荷担していることを重く見なくてはならないと思う。
起こす必要のない朝鮮戦争、冷戦、ベトナム戦争、イラク戦争、日本はこれらの戦争で大きな利益を得ている。そしてアメリカの意見に対し尻尾を振って間違っていると思っても賛同する。
そして間もなく多くの楽器の故郷であるイランを巻き込まんとしている。

何を思うかそれぞれの見方次第であるが、日本はともかく、アメリカでこういう映画を作ることが出来るのも、実にアメリカらしい。多くの人に観てもらい、一度大いに考えて欲しい作品である。

オンデマンドでも観られますよ。(本も出ています↓)
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5/15放送・BSフジ・プライムニュース「待機児童ゼロを実現 横浜市長」で・林文子横浜市長と、ロバの音楽座結成以来の知人である共励保育園の長田安司理事長が、生番組で約1時間半討論をされた。安倍内閣までが「横浜方式に続け」と言っている中、全面的にそれで良いのかと異を唱える形となった。
確かに保育園に入れられない子供たちを持つ全国のお母さんにとって横浜は快挙であった。
企業家の出である林市長は、とにかく法制度以上に現実的な方法を取り、女性が働きやすい環境をいち早く作るべきと言うが、長田さんは特に0〜3歳までの小さな子が簡単に親から離れて、長時間保育園に預けられるそのこと自体を問題視している。
諸外国の事情と違って、日本は公務員でもない限り3年も子育て休暇を取れない。安倍内閣は3年間の有給産休を打ち出してはいるものの(これは評価できるが)、むしろ日本の企業自体がそれを許さない。ただでさえ女性の管理職の少ない日本に、働きたい女性には向かない国家の構造となっている。
子どもを産んだら早く預けて長く時間をかけて働きたい。そうしなければ生活もできない。キャリアや技術者であればなおさらのこと。だがよく考えてみると、0〜3歳のこの大事な時期に十分な愛情を注げば、その情報量の分だけ愛情豊かな人格が形成される。英才や知育教育までする必要は無いと思うが、花に水や日光を上手に与えるような感覚で子供たちの感性は育っていく。我々(ロバ)も0〜3歳のコンサートを良くやるから、この時期、音楽を聴かせ得るとこがどれだけの心の栄養素になっているかよく解っている。
逆にこの時期に親の手から離れた時間が長いほど子どもにとってストレスで、情緒不安定であり非行に走るケースが多くなるのは、学会の論文を持ち出すまでもない。

昔は子どもが多くても核家族でもないし、近所の付き合いも多く、結構社会の中の役割の流れがあり、保育園や幼稚園がそんなに無く経済的に大変な時代でも上手くやって行けた。今、都会は核家族で、個人主義で、隣が何をする人か解らない場合も多い。
僕は今回の議論を見ていて、今の社会のあり方、人間関係、仕事中心の生き方、これらの中に人が忘れてきた多くのものがあり、その忘れ物の先に子供たちが置き去りにされている感がある。
自民党も「日本を取り戻す」というなら、この事自体を取り戻して欲しい。まあもちろん何年も積み重ねたそれぞれの人の生き方に対して強制力などあるはずが無いが、少しでもそんな視点に気づいてもらうような働きかけは出来るだろう。
産休を含めて、ここに良い意味でのお金をかけることで、感性の優れた子供たちを多く輩出し、未来を明るくする事となるはずだ。これこそ大いなる国益では無いのか。

(長田さん。話は本題から少しずれてしまったかも知れませんが、映像を見せてもらった僕の率直な感想です。ありがとうございました。)

長田さんのBSフジ・プライムニュースに関するブログページはこちらです。
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イラク戦争開戦から10年経って、当時官房長官だった福田康夫氏のインタビューが朝日新聞に載っていた。
とにかく何が何でも日米関係を崩さないことが全てだった。大量殺戮兵器があるかどうかは日本の持つ情報ではわからない。どうせ支持をするしかないなら早いほうが良い・・・という政治判断で開戦支持表明をしたようだ。フランスやドイツが反対する中、国連安保理決議を全会一致で出すように奔走した。
これって、関ヶ原開戦前の徳川家康に対する、山内一豊のとった行動と同じだ。真っ先に「何を置いてもお味方します」と言って他の武将も追従する空気を作り、それによって土佐一国の主にまで上り詰めることとなる。

僕がアメリカ批判をするのはあくまで国政としてのアメリカだが、アメリカと徳川の大きな違いは、武器商人と軍備縮小を目指した者の違いだ。日本はまがいなりにも250年近く安定した時代が訪れたが、アメリカは何処かで紛争が起こっていないとやっていけない国だ。
紛争が起こって得をするのは武器を作っている国だ。緊張が高まるだけで武器は売れる。戦争の出来ない日本の場合は軍事力とセットでアメリカに護られている図式となる。TPPのような明らかに損をすることが解っていてその中に参加する事を表明するのも、アメリカ無しではやっていけないからだ(と、安倍内閣は思っている)
自力では手を出せない中、北朝のミサイル、尖閣や竹島、様々な脅威の中で日本は悪魔の言うことに従わざるを得ない。これらがヒートするほど得をするのはアメリカだ。裏で手を回しているのかとさえ思う。この事がとてもイライラさせる原因となる。
いっそのことアメリカ無しで自立してしまえばと思うこともある。しかし外交駆け引きの下手な日本では強大な軍事力を持たなくてはならなくなる。一番お金をかけない軍事力となれば核保有しか無くなってくる。とんでもない事態であるが、結局価値観の持って行き方次第で、その意見が主流を占めることすら可能性がある。

年賀冒頭に「色々つっこみどころ満載の世の中だけど・・・」と書いたのは、「そんなあほな」とツッこむところはいくらでも言えるのに、「こうすればいいじゃん」という解決策、代案、そういったものが何一つ浮かんでこない。将棋で言えば詰まれたような感覚だ。いまこのもやもや感に押しつぶされそうで、楽しいはずの毎日が苦しくてたまらない。
こういった事を阿呆な僕より頭の良い日本人は沢山いるはずだから、切磋琢磨してこの不条理な現実を打開して欲しい。

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